メラミンスポンジの一種である激落ちくんは掃除をする際、様々な場面で重宝する商品です。
激落ちくんは多くのシリーズが販売されており、どの商品を購入したらよいか迷ってしまったことがあるのではないでしょうか。
今回は激落ちくんで行うカビ退治について、解説していきます。
激落ちくんでカビ取りを検討している方は、参考になさってください。
目次
激落ちくんでカビ退治できるの?
激落ちくんでもカビ退治をすることは可能です。
激落ちくんには多くの商品が販売されており、カビ退治に適したアイテムも流通しています。
そもそも激落ちくんはメラミンスポンジの一種で、洗剤を使うことなく汚れを除去できる使い捨てのクリーナーです。
メラミン樹脂による硬い骨格構造によって、汚れを切り取り、なかなか落ちない汚れをきれいにすることができます。
激落ちくんにはカビ退治に適した商品が販売されていますので、カビ取りを重要視するのであれば、当該商品を選ぶようにしましょう。
カビが出来る理由とは?
カビ取りようの激落ちくんについて解説する前に、カビができるメカニズムについて理解を深めましょう。
カビは真菌と呼ばれる微生物の一種であり、カビ以外にもキノコや酵母などが、真菌に属しています。
カビができる理由は、3つの条件が一定の基準を満たすことです。
1つ目の条件は温度となっています。
カビが繁殖する最適な温度は25℃であり、5~35℃前後であっても、カビが生育することが可能です。
2つ目の条件は湿度です。
湿度が80%以上であることが、カビが生育する条件となっています。
カビの種類にもよりますが65%以上の湿度がなければ、カビが育つことは難しいでしょう。
さいごは栄養です。
カビが育つのに必要な栄養は有機物であり、たんぱく質、油脂、そして炭水化物が必要な栄養として挙げられます。
人が生活している環境では食べこぼしや皮脂汚れ、ほこりなどが、カビの栄養です。
カビができる3つの条件のうち、温度については人が生活する上で適した温度と一致しているため、温度を制限してカビ対策を行うのは現実的ではありません。
カビの発生を抑えようとするのであれば、湿度もしくは栄養に着目し対策を行いましょう。
参考:https://products.st-c.co.jp/plus/season/2019_06/
以上が、カビができる理由についてです。
次の項目ではカビ取りに適した激落ちくんに関して解説していきます。
カビ退治したい方は必見!カビに効く激落ちくんシリーズあります
カビに効く激落ちくんは、黒カビ用と赤カビ用が販売されています。
カビ退治のほか、カビの発生を予防する商品も流通していますので、使用用途によって激落ちくんを使い分けましょう。
黒カビに効く激落ちくんはこちら
黒カビ対策に適しているのは、黒カビくんシリーズです。
天井や壁面にはスプレータイプのGNカビ取りジェルスプレーや、GN黒カビくんカビとり泡スプレーなどが適しています。
また風呂ぶた、浴槽の隙間用にはブラシ状の、GN黒カビくん目地研磨ブラシをはじめとした商品がおすすめです。
参考:https://www.gekiochikun.jp/kabikun/kurokabi/
赤カビに効く激落ちくんはこちら
激落ちくんには、赤カビ用の商品もラインナップされています。
スプレーで赤カビを除菌するGN赤カビくん浴室除菌スプレーや、ブラシで赤カビを除去できるGN赤カビくん3WAY親子ブラシなどが、赤カビ用の商品です。
参考:https://www.gekiochikun.jp/kabikun/akakabi/
赤カビは黒カビと同じ真菌の一種です。
黒カビとの違いは水だけで育成可能な点で、赤カビをそのままにしていると、黒カビの発生へとつながります。
赤カビから黒カビになる前に可能な限り、赤カビ用の激落ちくんを活用したいところです。
参考:https://www.kajitaku.com/column/house-cleaning/bathroom/6768
カビが生える前の予防が大事です
黒カビ・赤カビに頭を悩ませないためにも、日頃からのカビ予防が重要です。
入浴後に吹きかけるだけでカビ予防ができる、GNカビ予防浴槽用スプレーを利用すれば、カビ予防につながります。
またGNカビ予防吸水クロスで浴室の水分除去が行えば、カビの発生条件である湿度の低下が期待できるでしょう。
参考:https://www.gekiochikun.jp/kabikun/yobou/
メラミンスポンジの激落ちくんの正しい使い方
さいごに解説するのは激落ちくんを開発した企業や、激落ちくんの使い方についてです。
激落ちくんに限らず、正しい使用方法で活用しなければ、効果的な掃除は行えません。
激落ちくんの会社や歴史について
激落ちくんを販売しているのはレック株式会社です。
レック株式会社は1979年(昭和54年)に創業し、1982年(昭和58年)に設立しました。
家庭用品やギフト用品、企業向けの販促品を製造販売している企業です。
激落ちくんは1999年11月に発売が開始され、それまでの主力商品だったプラスチック製の家庭用品に加え、日用品の販売も行いたいと考え開発されました。
参考:http://blog.fmk.fm/glory-old/cat104/index_16.php
激落ちくんって何でできているの?
前の項目でも触れたように、激落ちくんはメラミン樹脂でできています。
メラミン樹脂をミクロン(1mmの1/1000)単位で発泡させて、激落ちくんが形作られているのです。
メラミン樹脂は断熱材・防音材として、ドイツで開発されたプラスチックの発泡素材となっています。
激落ちくんが得意な場所
激落ちくんが得意な場所はガラスや鏡、陶器などです。
鏡はくもり止め加工に代表される、特殊加工がされていると激落ちくんが使用できないので注意が必要となっています。
それら以外にもタイルや、光沢のないステンレス・プラスチック面にも激落ちくんを活用することが可能です。
参考:https://www.gekiochikun.jp/brands/melamine/
激落ちくんでは落ちない場所
一方で先ほど解説したように、くもり止め加工された鏡をはじめとして、激落ちくんを利用できない場面がいくつか存在します。
激落ちくんの使用に適さない素材として、車の外装や吸水性のある面、凹凸のある面などです。
またひどい油汚れや石灰状汚れ、ひび割れにしみ込んだ汚れにも、激落ちくんの本来の性能を発揮できないでしょう。
さらに激落ちくんを使用した際に、細かな傷がつく可能性があるため、傷が気になる物品には使用を控えることをおすすめします。
参考:https://www.gekiochikun.jp/brands/melamine/
まとめ
激落ちくんでカビ退治ができるのかや、カビ取りに適した激落ちくん、激落ちくんが得意・不得意な素材などを解説してきました。
カビ退治用の激落ちくんについて、理解を深められたのではないでしょうか。
激落ちくんでカビ退治しても良いの?をまとめると
- 激落ちくんにはカビ退治に特化した商品が販売されている
- 黒カビ用や赤カビ用、カビ防止用といった形式で、用途別の激落ちくんが流通しているので、掃除する場所に適した商品を選ぶようにしたい
- 激落ちくんには得意・不得意な素材がある。特に不得意な素材での使用は、細かな傷がつくといった想定外のことが起きるため、注意が必要である
ということがあります。
激落ちくんは洗剤を使用することなく、汚れ落としができる商品です。
しかしすべての素材に活用することができず、激落ちくんが得意とする物や使用を控えた物を、あらかじめ確認しておくことが重要なポイントです。
掃除をする場所・素材を確認したのち、激落ちくんを選ぶようにしましょう。